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第23回日本拳法九州選手権大会

第23回日本拳法九州選手権結果熊日掲載平成18年5月31日
 第23回日本拳法九州選手権大会が5月28日(日)佐世保市長崎県立武道館で行われた。自衛隊も含め、各県の代表が出場する試合だけあってハイレベルな試合が行われた。代表黒木の結果は3位。見事、「全・日本拳法総合選手権」への出場権を獲得した。
 流石に、各県の選抜選手が出場する九州選手権だけあって、1試合1試合が拮抗したものだった。特に自衛隊は柔道・レスリングのオリンピック強化選手を揃えるなど、色帯でも侮れず、まさに「異種格闘技戦」の様相だった。代表黒木は3回戦の最後に回し面蹴りをもらいそうになったが、上手い具合にかわして倒し、打撃を入れる。4回戦では格上の4段と当たるも、判定勝ち。準決勝は、最後の最後で均衡を破り、倒し、打撃を入れようとしたが、首に巻きついた相手のしがみ付きがなかなか解けず、ようやく打撃を入れたのとほぼ同時に時間切れとなりそのまま判定となった。結果は、1−2の判定負け。残念であるが、次の都道府県大会、全日本総合選手権に繋がる結果となった。
 各県対抗の団体戦では熊本は準優勝だった。初戦は7勝1敗2分で長崎に圧倒勝ちだったが、決勝の対福岡戦では、子供たちの負けが続き、何とか一般・高校が頑張るも、4勝5敗1分で惜しくも敗れる。代表黒木は決勝も中堅を任された。1−1と取り返した後に、組技に持っていくが、そこは相手も柔道の猛者、小倉第40普通科連隊。互いに縺れ、危うく押え込まれそうになるが、いつも通り、落ち着いて相手を下から返し、逆に押さえ込み、打撃を入れ勝利する。
 今大会は実に際どい試合ばかりだった。しかし、その分、実力も上がり、皆、今後に繋がる非常に良い機会になったように思われる。

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